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ミャンマー生物多様性保全活動プロジェクト(概要)

2017年度から一般財団法人自然環境研究センターに委託し、ミャンマーの生物多様性研究を支える人材の養成に必要な環境を整備することを目的として実施しました。2019年度に事業を終了しました。

 

 

協力機関

ミャンマー Dagon University, Yangon
University of Forestry and Environmental Science, Yezin
Yangon University of Education, Yangon
日本 一般財団法人自然環境研究センター

 

 

主な活動内容

生物多様性保全研究に必要な専門道具類の普及支援や身近な生物の基礎情報収集を通じた若手研究者の養成・指導、自然環境教育の担い手を育成するための環境教育プログラムを、現地の小学校や大学と連携して進めました。

専門道具類の普及支援では、標本収集管理物品の大半が現地調達あるいは調達の見込みとなり、製作に係る図面や調達先等を記した文書を作成しました。プロジェクト終了後には、森林環境科学大学に専門道具類の普及活動を引き継いで普及体制を確立しました。

若手研究者の養成・指導では、ダゴン大学と連携して、同大学の教員等に対象とする生物の調査手法やサンプル処理の指導、調査データの取扱い、あるいは管理手法の指導等を行いました。その結果、同大学だけで生物情報の収集ができるようになり、同大学の教員が活動を通じて技術移転された内容を取りまとめた調査マニュアルを作成しました。

自然環境教育の担い手育成支援では、ヤンゴン教育大学と共同で開発した環境教育プログラムの普及を進めるため、他の教育大学関係者もプログラムを実践できるように手法や事 例をまとめた冊子を作成しました。また、小学校で行われる生き物学習の教材として、校庭や都市公園で身近にみられる小動物を紹介した小冊子を作成し、小学校や教育機関に配布しました。

最終年度のの2019年12月には、同国政府機関の参加を得て、各大学が3年間 の成果を報告するシンポジウムを開催しました。シンポジウムでは、参加した教員や大学生に本プロジェクトの活動を通じてまとめられた生物調査マニュアル、環境教育プログラムに関する冊子を配布し、さらに製作された専門道具類を展示するなど、プロジェクト成果の普及啓発に努めました。

 

 

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